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システム概要

研究資源共有化システム概要

1. システム構成

人間文化に関する学問の蓄積・継承・創成を目指す人間文化研究機構は、国内外で発信される種々のデータベースの有効利用による研究教育の促進を目指して、研究資源共有化推進事業を重点的に実施しています。本機構の研究資源共有化推進事業では、人文科学に関するさまざまな研究データベースを、一元的に、網羅的に、かつ迅速に活用できる環境を創出することを目的として、研究資源共有化システムを構築しました。

研究資源共有化システムは、nihuINTおよび時空間解析ツール から構成されています。2008年4月から一般公開され、2012年5月にリニューアルしました。

研究資源共有化システム概要図

統合検索システム nihuINT(nihu INTegrated retrieval system)

nihuINTは、当機構を構成する国立歴史民俗博物館国文学研究資料館国立国語研究所国際日本文化研究センター総合地球環境学研究所国立民族学博物館の多種多様なデータベースをシームレスに検索できるシステムです。機構の地域研究推進事業(地域研究拠点)の成果をデータベース化したnDPも検索対象となります。また、機構以外の機関とのシステム連携も可能であり、国立国会図書館サーチ(NDL Search)とのシステム連携を実現しました。

時空間解析ツール GT-Map/Time

GT-Map/Timeは、人文学研究資源を時間情報・空間情報に基づいて検索・表示およびGIS解析することができます。nihuINTの検索結果をダウンロードし、解析することもできます。

 

旧システムについては下記の資料を参考にして下さい。

>nihuINT(2008.3.14 シンポジウム講演資料)pdf

2. nihuINT

nihuINTのシステム設計方針

システムを設計するにあたり、次のような8つの方針を定めています。

【8つの方針】

1. 6機関の公開中の原データベースを共有化対象とする

2. 原データベースには手を入れない。すなわち、再構築などをしない。

3. 利用者は人文科学研究者を中心とするが、一般公開を行う。

4. 全データベースに対して、一元的な検索すなわち横断検索を行う。個々のデータベースの操作法の違いや所在を意識しない。

5. 検索および結果の高度処理を行う(時空間情報解析システムなど)。

6. 可能な限り、国際標準技術を用いる。

7. 先行研究成果などを活用する[1][2]

8. 当面、6機関を対象とするが、将来他機関などへの接続を考慮する。

 

方針に基づき、nihuINTは次の3つの技術要素を柱として構築しています。

【3つの技術要素】

1. XMLによる標準的なデータ記述を行う。

2. メタデータ(Dublin Coreを主とする)によるデータベースの違いを吸収する。

3. 国際標準検索プロトコルによる検索手順の一元化(Z39.50およびSRW:Search/Retrieve Web service)を用いる。

 

nihuINTのシステム構成

nihuINTのシステム構成概要図

nihuINTのシステム構成概要図

各機関のFESGWSを合わせて、基本システムと呼びます。FESは、個々の原データベースごとにメタデータ・マッピングを行い、個々のMDB(メタデータ・データベース)を構築し、保持します。FESは、情報検索プロトコルZ39.50およびSRW:Search/Retrieve Web Serviceにより、GWSと接続し、MDBに対する情報検索を実施します。GWSをクライアントとし、FESをサーバとするインターネット通信に依っています。

利用者はWebアクセスにより、GWSに持つWebサーバに対して、横断検索要求を行い、共有化検索の結果を得ます。Webサーバは、標準検索システムクライアントと、ゲートウェイを行い、検索を実施します。Z39.50(v.2)とSRW(v.1.1)は、データベースごとに明示的に指定しますが、おおむねSRWに統一しています。nihuINTは、インフォコム株式会社による製品InfoLib-GlobalFinder を用いて開発しています。

 

検索フロー

nihuINTでの検索の流れは下図のとおりです。

詳しいご利用方法はnihuINT(統合検索システム)・利用の手引きpdfをご覧ください。

検索フロー

検索フロー

 

検索トップ画面

キーワードなどの検索語入力以外に、時空間範囲を指定したり、検索対象となるデータベースを指定した検索ができます。

検索トップ画面

 

検索トップ画面

 

一覧表示画面

検索結果を単に一覧以外にも、名称・題名や主題・種別などで分類したり、人物や場所を単位にグループ化して表示することができます。さらに時空間表示機能を利用することができます。

一覧表示画面

 

一覧表示画面

時間表示画面 空間表示画面

時空間表示画面

 

メタデータ

メタデータは、Dublin Coreをベースとして、人間文化研究機構マッピング規則[3]を策定し、6機関の100余の全データベースのMDBを作成しています。

 

簡易データ提供システム nDP(nihu Data Provider)

本機構の「地域研究推進事業(地域研究拠点) 」のデータベースなど、人間文化にかかわるさまざまな研究成果を簡易に公開するためのシステムです。 nDPはnihuINTのサブシステムとして機能し、nihuINTに提供するデータの登録、管理を行います。またnihuINTと独立に直接検索することも可能です。

nDP

nDP

 

3. 時空間解析ツール

空間や時間情報を使って、より詳細な解析を行うためのツールを利用することができます。また、データ構築などにも利用可能な地名辞書などの基盤情報の整備を進めています。

時空間解析ツール

時空間解析ツール

4. 人名一覧

人名一覧表示システムは、『古事類苑』および芳賀矢一編『日本人名辞典』から抽出した近代以前の人物等の一覧中に、『日本人名辞典』に掲載されている「解説」を説明文として提示したシステムで、姓名等をキーワードとしてnihuINTでの検索する機能も備えています。

人名一覧

人名一覧